SPECIAL TOPICS
経営計画発表会
2年ぶりの開催
10月の下旬に約2年ぶりとなる経営計画発表会を行いました。昨年はコロナの影響もあり、開催を見送っていたのですが今年は状況も落ち着いてきたのでようやく実施することができました。
実際の財務諸表を用いた決算報告と各事業の結果、そして新期の目標共有と5ヶ年計画を1時間にまとめてグループ全体のスタッフに説明しました。外部関係者もお呼びしたいところですが、こういうご時世なのでスタッフのみにとどめて小規模に開催しています。
ステークホルダーへの説明責任
ステークホルダーに優先度はないと言われることもありますが、直接的なステークホルダーの中でもスタッフに関しては特に重視しています。年間を通したプロジェクトや目標の進捗など、会社の根幹として毎日直接携わっているためです。
会社を立ち上げる前まではそもそも自分がどれほどの利益を生み出し、会社がどのように資金を動かしているか全くわからず毎年を過ごしていました。というか、自分とは違う世界のような気がして興味自体が無かったような。一方で毎年の個人予算はあれど、ただひたすら売上を上げる作業は数年間もすると時に虚しくもなり、不安にもなりました。
そのため、自分の会社で働くスタッフにはどのような売上があり、どのような方針で運営し、どのような利益があって、それをどう使うか。これらを明確にすることで、自分に与えられた予算の意味や理由を少しでも理解してもらいたいという気持ちで取り組んでいます。
もちろん全員が理解出来るわけでは無いのですが、決算書は全員で一年やり遂げた結果だと考えているのでわからなくとも興味を持ってもらうだけでも十分な成果です。
頭の整理
決算のまとめ、現時点のポジション、そして1年後から5年後の未来を簡潔かつ確実にスライドに落とし込む作業は中々しんどいものです。1ヶ月近くを掛けて準備し、役員会で内容を精査した上で当日に臨むのですが中々緊張感のあるイベントです。ある意味セミナー講師より緊張します 笑
とどのつまり決算書は社長の成績表で。過去の成績は弄ることは出来ませんが、それに対してスタッフはもちろんステークホルダーの方々がどう考えてもらえるかを作るのがこの発表会だと考えています。
そして、過去と未来を整理する頭のエクササイズとしてもとても重要なイベントです。計画通りに行かないこともざらですし、運営は常に流動的に変化し続けるために1年前に掲げたことがぼやけていることもよくあります。それらを定期的に振り返って検証してみると、そもそも掲げた目標がズレていることに気づいたりチームにフィットしない構成だということに気づくこともあるので整理することが出来るのはとても良いことです。
情報の共有
振り返りと共有、そして目標掲示=経営計画発表会だと考えています。過去と現在、未来をつなぐ大事なことで、やり始めて良かったなぁと実感しています。振り返ってみると離職率の低下、平均在籍年齢の若年層化も進んでいて4年前に計画した通りになっているのも少々驚きです。当時計画した自分を褒めてあげたい。
社長は孤独だ、とはしばしば耳にしますが、個人的には情報共有と階層化をするだけで孤独感はほぼ無くなると感じています。昔は孤独感を感じたこともありましたが、勝手に孤独になっていっただけだったと今ではそう思います。
自分にとって、会社にとってちょっと大変なイベントではありますが、来年からはお取引先も含めてご招待出来ればいいなぁと考えています。
おまけ
今回はたまりにたまった7人の新人のお披露目もありました。ようやく一人ひとり、全員の前で自己紹介出来たのでこれでスッキリしました。