トノジログ
人の輝きが、組織の価値を変える
CPMの流儀・不動産管理のチームビルディング

以前から大変お世話になっている IREM JAPAN 西日本支部の皆さまよりお声がけをいただき、このたび IREM/CPMのHRS(人材戦略) をテーマにしたセミナーへ登壇する機会をいただきました。
テーマは「チームビルディング」。
年間最大40%あった離職率が、最終的に2%まで低下した組織づくりのプロセスを軸に、数多くの試行錯誤、失敗、反省、そして現場の声を交えながらお話ししました。
不動産管理という仕事は、制度や仕組みだけでは回すことはできません。最終的に管理の品質を決めるのは人であり、現場にいれば誰もが痛感する現実です。その上で、たくさんの失敗と反省を共有すべく今回のセミナーに臨んだ…という経緯です。
HRS(人材戦略)は、机上の理論では意味がない

今回のセミナーの目的は、HRSの授業で得られる知識を「実務にどう落とし込むか」、そして CPMを「資格の取得」で終わらせず、現場でどう使うか を具体的に共有することでした。
その一環として、今回はあえて管理部のスタッフ2名にも一緒に登壇してもらいました。
・CPMホルダーが現場をどう見ていたのか
・従業員として、当時どんな感情を抱いていたのか
・「正直、辞めたい」と思った瞬間はいつだったのか
・なぜモチベーションが回復したのか
こうした話は、私一人が語るよりも、はるかにリアルで説得力があります。会場の皆さまにも、その温度感がしっかり伝わったのではないかと思います。
そして、彼らの口から「考えて話す・伝える・教える」ことをもう一つの目標として掲げていました。どんなに上手に話せなくても、不器用でも構いません。機会を経験に変え、聞いていただくことで更なる成長に繋がる。これもまた、チームビルディングに必要な経験の共有だと考えています。




「良い組織・良い会社」とは何か
後半では、「良い組織・良い会社とは何か」をテーマにしたディスカッションも行いました。各テーブルとも非常に活発で、正解のない問いだからこそ、多様な意見が飛び交う時間になったと感じています。
組織づくりに万能薬はありません。ただ一つ言えるのは、数字や制度だけを見ている組織は、どこかで歪みが生じやすくなる、ということです。
感情論だけに寄らず、人に向き合い、共に成長する。永続的な組織作りには、とても重要なことだと考えています。

正直、いちばん大変だったこと
今回、個人的にいちばん苦労したのは資料作成でした。
自分の体験談だけでまとめるのは簡単です。しかし今回は、他の2名の視点や経験も織り交ぜる必要があり、「どのタイミングで誰の話に切り替えるか」という構成が非常に難しかった。
何度も打ち合わせを重ね、ようやく完成したものの、複数登壇はやはりコントロールが難しく、時間配分や流れには反省点も多く残りました。
現場と同じで、やってみて初めて見える課題も多いものです。ということでよい宿題が出来ました(と考えておきます)


最後に
不動産管理は「建物を管理する仕事」ではありません。人が働き、人が暮らす場を支える仕事です。
だからこそ、人が輝く組織をつくれるかどうかで、会社の価値は大きく変わる。CPMは、そのための考え方の軸を与えてくれる資格だと、改めて感じた時間でした。
今回お声がけいただいた西日本支部の皆さま、そして一緒に登壇してくれたスタッフに、心から感謝します。





