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目線の置きどころ
昨年の決算期変更を経て、初の決算が6月に訪れます。今までずっと4月だったのでなんだか少し慣れない感じですが、世界中で大きな混乱を来している中でこうして無事に1年を終えることが出来ることはありがたい限りです。
来期はちょっと大きな目標を掲げているので、チャレンジする楽しみとちょっとばかりの不安を持ち合わせて準備しています。この「ちょっとだけの不安」が自分にとっては非常に重要で、不安のないプロジェクトはリスクを可視化出来ていない状態だと思っています。なので、最後まで不安で居続けることが無事にミッションをクリアできる秘訣です。
世間の不動産を取り巻く環境としては、不動産売買事業が所謂「バブル」状態に突入しています。モノは枯渇し、坪単価は多くの地域で2倍近く上昇し。あと、本州の不動産会社から大量に流れてくる「不動産買いたい」DMが飛びかっているのを見れば、あぁこりゃバブルだと。三為ブーム→1R→何でも仕入れが直近のトレンドの流れでしょうか。
タフトはそんなバブルを横目に、淡々といつも通りの日々を送っています。もちろんそれなりに売上は上がっていますが、目標以上の超過は未来への指針をブレさせてしまうので注意が必要です。
結構難しい問題が、未来に目線を置く役員と現在をこなす従業員との意識の乖離です。本当によく分かるんです、現場に取り組んでいるスタッフの気持ちは。目の前の問題を解決することはとても重要で、その目の前をクリア出来なければ次に進めないような気持ちになりますが…マネジメント側からするとそれだけでは成り立ちません。かと言って「未来を見て活動してくれ」とただ言うだけでは乖離が進むだけです。
なので、目線の置きどころは最低でも1年後の未来、長ければ3年までを自分で持ちつつ、ビジョンを日々少しづつ共有することにしました。同時に、「我慢する・任せる」ということに傾倒しています。こうした方がいいのになぁ、と思うこともしばしばありますが、自主性を出来るだけ尊重して自分は自分で代表としてやるべきことを行うほうが会社の成長に繋がるとも考えました。
私はサッカー観戦がとにかく好きで、その中でも吉田 謙 監督(現:J2ブラウブリッツ秋田)の言葉の選択に毎回感銘を受けています。誰も傷つけることなく、本当にシンプルで、常に前向き。語録も出来ている位ですが、言葉の力と目線の置きどころが本当に素晴らしいと感じています。
※聞いたことが無い方は是非聞いてみて下さい、ちょっとびっくりするくらい端的な返しです 笑
再来月にはいよいよ不動産免許も(3)に突入します。自分自身も来年40歳を迎えることになり、本当にあっという間に時は経過していきます。言葉の力を大事にし、目線を未来に置いてチームを年々向上させるようにリーダーとして一生懸命頑張ろうと思います。
という、長めな意思表明みたいなエントリーでした。アフターコロナには多分また色々変な忙しさになりそうなので、それはそれで今を楽しもうと思います。