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駅まで○○分のウソ、ホント

徒歩分数の表示方法

「札幌駅まで徒歩5分」こういった表記の資料をお客様に提示すると、ということは大体駅まで8分くらいですね…というようなご返答を多くいただきます。端的に言えばその表示が信用出来ないという裏返しでありまずが、なぜそのようなことが起きるのかを考えてみました。

なお、道路距離又は所要時間を算出する際の物件の起点は、物件の区画のうち駅その他施設に最も近い地点(マンション及びアパートにあっては、建物の出入口)とし、駅その他の施設の着点は、その施設の出入口(施設の利用時間内において常時利用できるものに限る。)とする。

不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則(2022年3月告示)第5章 表示基準 第1節 物件の内容・取引条件等に係る表示基準より引用

不動産公正取引協議会によると、上記のように建物から駅までの距離について定められています。図に表すと、このようになります。

乖離する実態とイメージ

前述のとおり、駅までの距離の算出方法ははっきりしているものの提供側(不動産会社)と借主側ではその感覚は大きく異なります。

不動産会社のイメージは距離を計測し、それ以外の内容は除外した機械的な表示となります。一方、借主側は信号の多さ、坂道、駅入り口から改札までの距離など実際の生活をイメージした感覚です。

地下鉄が多くのエリアを走っている札幌では一つの駅に入口が多数存在するため、入り口によっては改札までの距離が思ったよりもかかるケースがありますが、こういったものは不動産会社の計算では算入することは出来ないので、気に入った物件があるときは自身で調べてみると良いでしょう。

Googleマップがオススメ

実際の距離を計測するには、Googleマップは非常に使いやすいツールですのでおすすめです。

サンプルマップをつくってみました。こちらはタフト本店から札幌駅入り口までを計測したもので、およそ6分という表記になっています。

12番出口にピンを設定していますが、ここから改札まではおよそ5分程度かかるために実際の生活とは大きく乖離することが予想されます。WEBサイトで問い合わせをし、実際に内覧を希望される場合はこのように事前に調べておくことでより確かな部屋探しが実現出来ることになるでしょう。

なぜ不動産会社によって徒歩分数は異なる?

最初に申し上げておく必要のあるポイントが「不動産会社は徒歩分数をごまかしているのでは?」という点です。確かに10年以上前には現在ほど調査ツールも発展しておらず、またWEBサイトに広告を入力する方法は手動のみだったために人の解釈や悪意によって意図的に調整されている広告も散見されていました。

結論から申し上げると、現在はほぼそういったことは無いでしょう。入力自体がテクノロジーを用いて自動化しているため、マップ上から自動的に徒歩分数が公庫奥に反映されることが多くなりました。また、良くも悪くも公開件数が増大化したために一件ずつ細かくチェックすることが少なくなり、意図的に徒歩分数を短く表記するいわゆる「おとり広告」は限りなく減少したと言えるでしょう。むしろオートメーション化したために徒歩分数は表記に安全性を持たせるため、少し遠く表記サれているほどに変化しています。

同じ物件でも不動産会社によって徒歩分数が異なる理由はシンプルで、「使っている入力ツールが違う」ただこれだけです。もしくは自動入力されて遠くなってしまった分数を手入力で修正して、正確に表記を修正したために他の不動産会社と分数が異なる形になることもあります。

実際の距離は自分で調べてみるべき

この通り、定められた内容に沿って徒歩分数を表記するには人の解釈、ツールによってどうしても異なります。特に坂道、信号などの実態はなかなか分かりにくいところがありますので、エージェントに確認してみるかGoogleマップを使うなど工夫をして自身のイメージと異ならないようにすることをオススメします。

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